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執筆者の写真本間賢人 Homma Yoshihito

ボリビア・アルティプラーノ・ビスカチャを求めて。


ボリビアの高地に生息するビスカッチャ。

恥ずかしがり屋でなかなか顔を見せてくれない。

ラパスで一緒に働いているグレゴリオさん

(もう8年も一緒に働いていて、信頼できるボリビア人のひとり)が

「Yoshi、ビスカッチャが千匹いる場所があるぞ」


絶対うそ。


そう思いながらも何度も「ビスカッチャが千匹いる」という。

そこまで言うなら、信じてみようと思い一緒にその場所に行きました。

ボリビア・ラパスから車で約4時間、ビスカッチャポイントに到着。


美しい。まさにアルティプラーノの景色。

僕の好きなボリビアの景色のひとつ「アルティプラーノの景色」


ボリビアの空は蒼い
ボリビアの空は蒼い

ここにはまだビスカッチャはいません。車から降りたとき、

「あ、やっぱり嘘だ。ここにはいない」と思いましたが、ビスカッチャポイントはまだ先と言うことのなので歩いていきます。

ドライバーのグレゴリオさん

ビスカッチャポイントの岩場です。降車したところから、30分ほど歩いたとこに岩場がありました。

ビスカッチャは岩場を好む習性があり、ここはとても期待できそうです。ただ標高4,000m超えは普段3,600mで生活している僕でも流石にしんどいです。

突如現れた岩の広がる斜面
突如現れた岩の広がる斜面

「ここがビスカッチャポイントだ。」


期待を込めて、岩場に近づき目を凝らしてみてみると。。。


いました!ビスカッチャです。

背景の岩と同化していて見にくいですが、写真中央に2匹、斜め上に1匹

日向ぼっこをしています。

ビスカッチャ
ビスカッチャ
ビスカッチャが2匹、周囲の色と同化している
ビスカッチャが2匹、周囲の色と同化している

ビスカッチャはチンチラの仲間です。高地に生息しているため、他の動物よりも酸素を運ぶ役割をする赤血球の数が多いと言われています。

またとても警戒心の強い動物であまり姿を表さないのですが、

日中は体温を温めるために日向に出てきます。

日向を求めるビスカッチャ
日向を求めるビスカッチャ

どの個体を見ても、みんな眠そうな目をしています。

音を効率よく集めるために耳の形が特殊
音を効率よく集めるために耳の形が特殊

また、その上質な体毛は珍重され、一時期乱獲により個多数が激減したそうです。

体温保持のため良質な毛が体を覆う
体温保持のため良質な毛が体を覆う

寝ちゃいました。

おやすみビスカッチャ
おやすみビスカッチャ

近くで見ると、白目がほとんどなく黒く輝き、アルティプラーノの景色が映り込むほどに。

驚くほど黒い瞳
驚くほど黒い瞳

愛くるしさ。

ボリビアンビスカッチャ
ボリビアンビスカッチャ

最後に周りの景色をご紹介。


ボリビアの最高峰・サハマ山(標高6,542m)
ボリビアの最高峰・サハマ山(標高6,542m)
休憩用の石垣
休憩用の石垣
アルティプラーノの太陽は眩しい
アルティプラーノの太陽は眩しい

約半日のビスカッチャの旅はどこか懐かしい気持ちを思い出す旅となりました。

ボリビアにはウユニ塩湖やチチカカ湖などの有名な観光地がありますが、

一番紹介したいのはこの空の色かも知れません。


家族
家族

良いショートトリップでした。

ありがとうございます!


Chao!



Yoshi

LaPaz, Bolivia

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