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執筆者の写真本間賢人 Homma Yoshihito

海外インターンシップ・ボリビア日本語教師・ボリビア料理交流会



日本語授業①

こんにちは!日本語インターン岸です!

先日、日本語の授業内でお互いの国の料理を持ち寄って食べよう!

という企画があったのでその時の様子をお伝えします。

事の発端は先日の授業の中でのこと。

「ひなほさん、マラケタ(カリカリもちもちのパン)を食べたことがありますか?」

と先生に質問され、「いいえ、ありません。」と答えると、

学生たちは「なんで!!あんなに美味しいのに!食べたほうがいいよ!」と、

その場で先生と話してボリビア料理紹介の機会を作ることを決めてくれました。

いつも学生は、そうやってわたしのことを考え、ボリビアのことを教えようとしてくれます。

ボリビアの学生はほんとに優しくて、あったかい。

日本語の授業は月水金の18:30-20:30にあります。

単位の出ない課外の授業なので、みんなそれぞれ専攻の授業を終えてからぞろぞろと集まります。

この日も前半は通常通り授業があり、後半になるにつれみんなそわそわ。

お待ちかねパーティタイムです。

様々なボリビア料理を作って持ってきてくれました。

今回作ってくれたボリビア料理をご紹介。

まずはSonso(ソンソ)という料理。


通常は木の棒に巻き付けて焼くが、今回はパーティーサイズ

ボリビア第2の都市、熱帯地方のSanta Cruz(サンタ・クルス)の伝統的な料理。

ユカ芋(キャッサバ)を茹で、柔らかくなったユカ芋とチーズを混ぜて焼いたものです。

現地ではSonsoとコーヒーが一緒に出てきます。

ユカ芋は毒があるので生食厳禁、毒抜き処理をする必要があります。

続いて、Huminta(ウミンタ)というアンデスの料理。


見た目はまるで日本のちまきのよう。

南米アンデス地方の伝統的な料理のひとつ。場所によってレシピに違いはあるもの、

基本となる作り方はトウモロコシの粉を練り、そこにアニスなどのスパイスを少々、

そしてチーズをのせ、トウモロコシの葉に巻いて蒸します。

甘さとチーズの塩っぱさが絶妙で美味しい!

よく聞くTamal(タマル)との違いは、ひとつは発祥の場所。タマルは中米発祥。

またタマルにはお肉や卵、オリーブなどいろいろな具が入っている点。この2点が大きな違いのようです。

そして煎り豆、特大ポップコーンといったアンデスらしい食べ物が並びました。


様々な乾物(左からピーナッツ、バナナ、そら豆)

日本ではあまり食べない?そら豆のフライもあります。ボリビアのそら豆は大きくて美味しい!

最後のデザートはArroz con leche(アロス・コン・レチェ)


おかゆのような不思議な食感

Arroz con leche(アロス・コン・レチェ)はお米を牛乳で煮込んだデザート。

いつもお米を塩辛いものと一緒に食べる日本人にとって少しぎょっとしてしまうものかもしれませんが、

すごくおいしいです。

ちなみにマラケタを持ってきた学生は誰もいませんでした。おかしいなあ~

ホットコーヒーを持ってきてくれた学生も。

ボリビア全然関係ないけど、めちゃめちゃ気が利きます。

日本人アシスタントチームは、大阪の味、お好み焼きを作りました。

私が大阪から持ってきたお好み焼き粉とお好みソース、大活躍です。


ボリビアでお好み焼!みんな大好きマヨネーズ

簡単なキャベツ焼きでしたが、

みんな「おいしい~!」「これだいすき!」といって食べてくれました。

素直な反応もうれしい。

「大阪で食べるんは、もっとおいしいんやで~」とみんなに言いたいです。

こういう時にひしひしと、みんないつか日本に来てほしいという気持ちが湧いてきます。

鉄板から食べるお好み焼きのおいしさを知ってほしい。

みんながどれだけ、

日本を遠く感じていて、そしてそれゆえに、あこがれてくれているか、という話も、

後日できればと思います。


今回の授業で分かったこと。

「食べ物になるとみんな授業来る」

それではまた!Hasta luego

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