モンテビデオの町と食
ウルグアイの首都モンテビデオ。
ヨーロッパのような均整のとれた町並み、そして日本の春先のような過ごしやすい気候。
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ウルグアイはスペインから独立後、内戦を経て今に至るわけですが、内戦後
南米としていち早くスイスをモデルとした社会改革を行い、南米で唯一の福祉国家、また南米で最も安定した国となりました。しかし、クーデターなどにより一時は情勢が悪化してしまいます。その後、タバレ・バスケス大統領のものと経済の安定化が図られ、現在では再度、南米で最も生活水準の高い国のひとつとなっています。(ホームレスや薬物など、色々な問題はありますが。)物価もボリビアやエクアドルなどと比べると非常に高い印象を持ちます。
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そして、食事は何と言っても「肉」
肉が大好きです。
カウンターでむしゃむしゃ
好きな部位をオーダーして、重さを決めてその場で焼き始めてくれます。
生肉がコンロの前に転がってます。チョリソー(ソーセージ)や野菜、アルミホイルに包まれた芋もあり、
豪快で気持ちが良いです。
肉を炭でガンガン焼いていく。
玉ねぎや唐辛子、香草の入ったマリネを付けて食べるのがウルグアイスタイルだそう。
Baby beefのPicañaがおすすめ!
Picañaはおしりの部分、日本ではイチボやランプと呼ばれる部位になるのか。
ウルグアイ肉
アンデスの肉とは違い、日本で食べる牛肉に近い感じで、美味しい。
周りを見れば、すでにどこも満席。平日昼間なのでみんな肉です。
肉が最も集まっているところは、モンテビデオの港の前、Mercado de Puertoという場所。是非。
昼から肉にワイン。良い文化。
外には、ウルグアイ名物の甘いものがたくさん。
牧畜国家の賜物。乳製品が多いです。
代表的なものが「Dulce de Leche」ドゥルセ・デ・レチェと呼ばれる、キャラメルの柔らかいもの。
パンにつけたり、かけたりと甘いものの代表です。
結構癖になる味
そしてもうひとつが、「Alfajores」アルファフォーレスと呼ばれる、クリームをクッキーで挟んだもの。
アルゼンチンでも有名なお菓子ですが、ウルグアイ人からするとこちらがオリジナルとのこと。
これもとてつもなく甘いです。でもまた食べたくなる。
これは固め、クリーム濃いめでした。
ところせましと、お菓子が並んでいる。
基本的にキャラメル味が多かったような、やはり牛乳がたくさん取れるからなのかな。
キャラメルも売ってます。
モンテビデオを歩き中心へ行ってみると、ヨーロッパの名残を十分に感じる公園、
中南米の首都の公園は雰囲気は違えど、よく似た作りをしているなと改めて感じる。
左右対称の均整がとれた作り
こんな場所も。
室外機がそのまま吊られている。落ちてこないのか、非常に不安だった。
錆びているものも合った
ふと目に留まった、南京錠がとてつもない量付けられた場所。
凄まじい量の鍵
理由を聞いてみると、これは「愛の誓い」だそう。
南京錠に二人の名前を書き、こちらの噴水にくっつけることがウルグアイっ子の中で流行り?らしい。
随分古いものも多いので、かなり昔から行われているんだろうな。
モンテビデオの町は南米のスイスと呼ばれるだけあって、
落ち着いた町並みの中にも、ラテンらしさの息づく面白い町。
散歩するだけでも、あっという間に時間の過ぎる場所でした。
肉とワインは忘れずに食したほうがよいです!
バス停
Chao!!
ウルグアイ/モンテビデオ
よし
中南米一言日記#8