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執筆者の写真本間賢人 Homma Yoshihito

ウユニ塩湖環境保全キャンペーン


ウユニ塩湖環境保全キャンペーン


アルティプラーノの風景 空の青が美しい

ProjectoYOSI、ウユニ塩湖環境保全プロジェクトの一環として、

ボリビアの最高学府Universidad Mayor de San Andrés(以下UMSA)の2学部と共同で

キャンペーンを行いました。

今回参加したのは、UMSAの工学部と応用科学部の2学部、参加者40名の規模で、

ウユニの町にて日本で言う「ごみ0運動」を実施しました。

なんといっても、ボリビア人(現地の人)が動いてくれたということが一つの大きな動きではないかと思っています。車両は大型バスを大学側が負担してくれました。


ウユニ環境教育キャンペーン参加者


低木に絡まったごみ。なにかのオブジェみたい。


取り除いてあげました。


分別もしっかりやります。

ごみが主に投棄されてる場所にいき、一列になってごみを拾うのですが15分足らずで90リットルのゴミ袋がいっぱいになり、回収できたプラスチックごみは全体のほんのわずかなもの。多分0.001%にも満たないのではないでしょうか。


いっぱいになったゴミ袋

その後、小型油化装置で油化(プラゴミを石油に戻す)をウユニの町の中心にて開始。

町の人も歩みをとめ、興味津々にそのプロセスを見ていました。


デモストレーション

現地の人の声を聞くと、「ごみがひどい」、「悪臭がする」など

みな、ごみ問題があるということは認識しているようで、ただそれに対する解決方法やアクションがわからない様子、また生活スペースとゴミ溜めの距離が500m-1000mと近いのですが深刻なほど健康被害などがないため、さほど危機感を持っていないように感じます。

(環境問題に対して、危機感を持つって難しいと思う。)

現在のプロジェクトの目的は、「現地の人に意識を持ってもらう」ということ。

特に子供たちや学生など遊びの一環として、こういった活動が定着してもらいたいと思っています。

日本では小学校から、ごみ0運動や、日々の教室掃除・トイレ掃除、給食の配膳など

面倒だなと思いながらも、友達と一緒にふざけながらもやっていた気がします。

しかし、ボリビアでは教室の掃除も無ければ、ごみ0運動なるものもない。

生活背景が違うこの場所でいかに押し付けではなく、自発的な活動にシフトしていけるか。

その部分を現地と一緒に考え、よりスピードを上げて一定のレベルまで持っていきたい。

デモストレーションでは、

90リットルx2のリサイクルを行い、その油は小学校を管理している方へ

「子供たちに見せてあげてね」と環境教育の一環として利用してもらうことにした。

今回の活動は現地メディア2社に取り上げてもらい、またウユニのみならずその周辺コミュニティーColchaK(コルチャカ)というコミュニティーからも「是非私達のコミュニティーでも!」というこえをいただいた。

ウユニのみならず、チチカカ湖、コカの葉の栽培で有名なコロイコ(Coroico)などボリビア全土の色々な自治体からキャンペーン実施の声をいただいているので、様々な場所でどんどんキャンペーンを行っていきたいなと思います。

真冬に突入した、ボリビア。

極寒で乾燥していて、日々凍えそうだが

相変わらずアンデスの空はあまりにも綺麗だった。


乾季のウユニ塩湖入り口

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