随分前の話になってしまいますが、ウユニ塩湖環境保全活動・ごみ問題の解決の為の
ひとつのアクションとして、2017年もダカールラリーの現場に行ってきました。
今年は環境への配慮か、車両はウユニ塩湖内を通らず、町のみ通過となりました。
ボリビアでダカールラリーが行われた初めての年はウユニ塩湖内のプラヤ・ブランカ(旧塩のホテル)から
数百台もの車両が一斉に出発するという大きなイベントでしたが、
塩湖内に轍や、それに伴って押し寄せる観光客が出すゴミや排泄物が問題となりました。
今年はなんと一切塩湖の中を通らず、ウユニの町に1泊して、
翌日には次の目的地へと出発しました。
ダカールラリーは毎年コースが変わるので、真意はわかりませんが、ボリビア現地でもこのラリー選手権により環境負荷の調査や自然保護のキャンペーンを行うなど、
動きがあり、関心が徐々に高まってきているように感じます。
さて、今年はデモンストレーションだけではなく、
現地の商店にフォーカスをあて、活動を行いました。
多くの観光客(ボリビア人・外国人双方)が訪れるウユニの町において
みんなが必ず行く所。それは商店です。水を買ったり、お菓子を買ったり、
ウユニは標高が高いといえど、日中晴れたときは、それなりに暑いです。
半袖でもいいときがあるくらい。
そのようなときは水やらアイスやらとても売れます。
そこで商店に対してアクションを起こしました。
実際に行ってみると驚きました、
「プラスチックごみをくれ」というと、最初はみんな怪奇な顔をしますが、
詳細を説明すると奥から持ってきてくれます。
やはりペットボトルの包装プラ(ペットボトルは24本、もしくは6本単位でプラスチック包装にくるまれています)が多く、またお菓子(ポテトチップスやそのた)の包装紙がわんさかでてきます。
一つの商店をまわれば、それは1人では持ちきれない量。
メイン通りにある、商店を周り、集めたプラスチック総量は6キロ以上。
その後、そのプラスチックを市役所横のブースにて石油へ戻すデモンストレーションを行いました。
1回の説明がだいたい15分くらいなのですが、ひとつのローテが終わる度に、他のひとが足を留めてくれるので、関心はなかなか高いなと感じました。
油化しきれなかった分は大学へ持ち帰り、今後デモンストレーションをウユニ以外で行う際に使用していこうと思います。
引き続き、ウユニ塩湖に対して、よいアクションを続けていきます。
課題も多いですが、続けていくことを意識して現地とよりよい関係を築いていきたいと思います。
また海外ウユニ塩湖インターンシップ・プログラムからも数名派遣できそうなので、徐々に加速していけばよいなと思います。
6月には、USMA大学と共同でひとつ大きなキャンペーンを行う予定で現在調整中です。
それでは。
本間賢人
※お恥ずかしながら写真データを紛失してしまい、PC上に残っていた数枚で構成。。。