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執筆者の写真本間賢人 Homma Yoshihito

ベネズエラ・ギアナ高地エンジェルフォール情報



ベネズエラ・ギアナ高地は世界最後の秘境と呼ばれ、そのアクセスの難しさから、

現在もまだ原始時代の植物や独自の進化を遂げた生物が残っています。

ギアナ高地のある場所は「カナイマ国立公園」と場所で、

カナイマ国立公園はベネズエラ・ガイアナ・ブラジルに隣接しており、

南米3大トレッキングにあげらる、ロライマ山では3つの国境が重なっている場所もあります。

テーブルマウンテンが点在し、まだ登頂されたことのない、テーブルマウンテンも

沢山あるなど、ほんとうに「秘境」いう言葉がぴったりな場所です。


さて、ギアナ高地の中でも最も有名なものが世界最高落差を誇る

「エンジェル・フォール」

です。


エンジェル・フォールまでの道のりは

首都カラカスより飛行機で2時間(カラカスープエルトオルダス経由ーカナイマ)乗り、

※セスナ機がお薦めです。離陸後20分ほどで眼下に世界でも有数の大きさを誇るダムを見ることができます。また、セスナ機であればテーブルマウンテンの上空を飛んでくれ、普段なかなか見ることできない、

頂上の世界をみることができます。)

ギアナ高地の玄関口でもあるカナイマからボートで5時間という道のりです。

ボートも原住民ペモン族が利用している、「カノア」と呼ばれる細長いボートに乗船し、

タンニンがシミでた茶色い水の川を登ります。



5時間と聞くと非常に長いですが、

テーブルマウンテンの中でも最大級のアウヤンテプイの中(渓谷)を通りながら行くので、

その移り変わる壮大な景色に圧倒され、いつの間にかエンジェル・フォールに到着しています。

エンジェル・フォール観光には2パターンあり、

ひとつはカナイマに宿泊して行く、1dayエンジェル・フォールツアー。

早朝にホテルを出発し、エンジェル・フォールを目指します。

途中朝食と昼食を挟み、エンジェル・フォール到着後

さっと1時間のトレッキングをして、ライメ展望台へ行きます。

展望台から滝を1時間ほど眺めたのち、

再度カノアに乗船し、カナイマのホテルに戻るというパターンです。


もう1パターンが

エンジェル・フォールの麓でハンモックキャンプを行うというものです。

前半部分は上記ツアーと同じですが、ライメ展望台から滝を眺めた後、

キャンプサイトへ戻り、夕食・宿泊。

その後、朝焼けに照らされるエンジェル・フォールを見て、

カナイマのホテルへ戻るとうツアーです。

ひとつめのツアーは日数を短縮できることと、ホテルで快適に休息を取ることができるので、時間の無い方や

虫などが苦手な方、ご高齢の方に向いています。

ふたつめのツアーは何よりもギアナ高地・エンジェル・フォールを十分に堪能できることが魅力です。朝焼けに照らされ、エンジェル・フォールに虹がかかる風景は圧巻のひとこと。何時間でも見ていられる景色です。

ペモン族のBBQが夕食としてだされるので、自然と文化を十二分に楽しむことができます。

ただ、プリプリという虫が多いので、刺されるとかゆいです。

防虫対策をしっかりすれば、予想以上に快適に夜を明かすことができます!

僕はこちらのツアーをおすすめします!運がよければ月明かりに照らされたエンジェル・フォールを望むことができます。


エンジェル・フォール以外にも

カバック渓谷(穴場です!)、フェリシダの滝、サポの滝、アチャの滝、カナイマ湖など様々な見どころがあります。ギアナ高地へ行く際は少し余裕をもった日程で行けばよりベネズエラの自然を楽しめると思います。

7月よりベストシーズンへ突入します。雨季は10月頃までつづくので、

これからのベネズエラ・ギアナ高地が楽しみでなりません。

よし

*写真は全てガイド本間賢人YoshihitoHomma撮影

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